エ ニ ア グ ラ ム と は

“エニアグラム”


 エニアグラムとは、ギリシャ語で「9の図」という意味の幾何学図形であり、この図形をシンボルとして発展した性格タイプ論です。それは人間を9つの基本的な性格に分類したもので、それぞれの性格の働きを描いた“こころの地図”と言えます。エニアグラムは少なくともギリシャ哲学に遡るルーツをもち、現代では心理学的研究が急速に進んで発展してきました。現在、もっとも効果的な自己成長のシステムのひとつとして、心理学やカウンセリング、ビジネス、教育などのさまざまな分野に取り入れられています。
 それは、9つの性格タイプごとの世界観や動機、特性などについて、驚異的なまでの理解を可能にします。また、習慣的思考・感情・行動パターンについて、タイプごとにきわめて具体的に示してくれます。エニアグラムは、性格の自動的パターンからもっと自由になり、本来の自分の豊かさに触れ、成長していくためのものです。対人関係においても、性格の違いからくるすれ違いや葛藤に留まるのではなく、お互いを活かし合い、成長していくための助けになります。

 ただし、エニアグラムのタイプは性格テスト等によって自動的に判別されるものではなく、自分のタイプを正しく知るのには、ありのままに自分を見つめ、納得するプロセスが必要です。そのため、自意識よりも深いところで自分に出会う手法や、客観的に自分を理解したり、他者への理解を深めるためのグループワークが役立ちます。自分のタイプを探るプロセスそのものが、自己発見のプロセスであると言えるでしょう。

自己成長においてエニアグラムは・・・
自分をよく知り、他人をよく理解することからくる安定感や自信、適応性、洞察力、コミュニケーション能力、先見性をもたらします。また、単純な性格分類ではなく、各タイプごとに、不健全な状態から健全な状態までの幅を示し、心の成長に役立つ地図を提供してくれます。

組織や仕事においてエニアグラムは・・・

性格タイプごとに、基本的動機やコミュニケーション・スタイル、役割を明らかにすることで、相互理解が生まれ、チームワークが向上します。また、困難な状況を乗り越えるための信頼や目標への集中力を培う助けとなります。

エニアグラムを取り入れている企業

モトローラ、プロクター&ギャンブル、 ボーイング、ソニー、 アップル・コンピュータなど


9つのタイプの名称とエニアグラム上での位置

*この名称はリソ&ハドソンによるものであり、
 各タイプの特徴を表す目安となるものです。